レシピとブログ
6.62015
《女子に大人気!》プロが教える絶対失敗しないピクルスのレシピ
このレシピのみんなの評価
このブログに来たという人は本格的なプロが作る様な美味しいピクルスのレシピを知りたい!という人が殆どではないでしょうか?
今まで様々なサイトを見てチャレンジしてみたものの何故か上手くできなかったり、思い通りの味にならなかったり、あげくの果てには美味しく無いものが出来上がってピクルス自体が嫌いになったりした人もいるかもしれません。
お店にもよくお客様から「ピクルスがなかなか上手くできない!作り方のコツを教えて欲しい!」という声を沢山頂きます。
このブログではそういった悩みを100%解決する為に当店のピクルスの作り方、レシピを惜しみなく皆様に提供致します。「レシピのコツを少しだけ」というのではなく文字通り本当に全部公開致します。
これらのレシピは僕が日本中、世界中のピクルスを食べて分析をし、独自のレシピにまで昇華させたもので実際に当店で商品として販売しているものです。
これが皆様のピクルス作りの少しでもお役に立てれば幸せます。
もくじ
1.ピクルスとは
1-1.ピクルスの歴史
ピクルスが生まれたのは紀元前2000年ごろのメソポタミア南部(現在のイラクの辺り)と言われています。しかも5000年も前からお酢を作っていたことが文献に残っているそうです。
当時はもちろん冷蔵庫などはないので、きゅうりや野菜などの長期保存方法として酢につけて鮮度が保てる事が発見され、その酢にハーブやスパイスを入れ風味を加えて保存をすることでピクルスは生まれました。
メソポタミア文明の時代にインドで収穫されたきゅうりがチグリス川流域へ運ばれ、ピクルスとして保存され食べられていました。
やがてピクルスはヨーロッパ全土に広がり、それぞれの土地で特産の野菜を漬込みその土地の食文化として根付いていきました。
1-2.ピクルスの種類
ピクルスは2種類の製造方法があります。
〈食材を発酵させる方法〉
食材を発酵させるピクルスはザワークラウトと呼ばれドイツのキャベツの漬け物が代表的です。食塩と香辛料に食材を数日漬け込み乳酸発酵をさせて酸味発生させます。
〈食材を発酵させない方法〉
塩漬けした食材をお酢に漬込む方法で、萩野菜ピクルスもこの方法で製造をしております。
どちらも長期保存が可能な保存食として誕生しました。現在は長期保存が目的ではなく食卓を彩る一品として楽しまれています。
2.ピクルス液のレシピ
ピクルス作りはピクルス液で味の8割が決まります。つまり、ピクルス液のお酢、砂糖や塩、ハーブなどの調味料の配合が全てカギを握っています。
萩野菜ピクルスでは和風味、洋風味、カレー味の3種類のピクルス液をベースに商品を作っています。今回はその3種類のピクルス液のレシピを公開するので是非その通りに作ってみて下さい。
その後、このレシピをベースに自分で改良を加えて自分好みのオリジナルレシピを作ってみるといいでしょう。
ここでは簡単に分量だけを掲載しておくのできちんとした作り方が知りたい方は「簡単!どんな野菜にも使える3種類のピクルス液のレシピ」を参考にして下さい。
2-1.和風味のピクルス液
和風味のピクルス液は昆布で出汁をとりみりんで味を調整しています。出汁をとる昆布は利尻昆布や羅臼昆布、真昆布など様々ありますが萩野菜ピクルスでは日高昆布を使用しています。
材料 | |
お酢 | 900cc |
水 | 500cc |
みりん | 300cc |
砂糖 | 500g |
塩 | 大さじ1 |
昆布 | 5g |
2-2.洋風味のピクルス液
洋風味のピクルス液はハーブの香りを楽しんで頂く為余計な調味料は使わず、お酢と水、2種類のハーブと砂糖と塩のみで仕上げます。
材料 | |
お酢 | 900cc |
水 | 600cc |
砂糖 | 200g |
塩 | 大さじ1 |
ローリエ | 3枚 |
タイム | 3本 |
2-3.カレー味のピクルス液
カレー味のピクルスは主にスリランカ地方で作られている製法で、ピクルス液にカレーのスパイスを調合してピクルスを漬けています。カレーのスパイスは手に入らないものもあるかもしれないので市販のカレースパイスを代用します。
材料 | |
お酢 | 900cc |
水 | 450cc |
砂糖 | 200g |
塩 | 大さじ1 |
カレースパイス(S&B) | 9g |
3.〈まとめ〉プロが教えるピクルスのレシピ一覧
ここではさまざまな野菜のピクルスのレシピを公開致します。
4.スパイスとハーブ
ピクルスの味付けはピクルス液で8割決まってしまいます。そしてそのピクルス液はスパイスとハーブでほぼ全てが決定します。
ここでは当店が実際に使用しているスパイスとハーブを公開しているので是非参考にしてみてください。
5.ピクルスの保存方法
ピクルスの醍醐味はなんと言っても「一度作ってしまえば長期保存が可能になる」という点です。
ごはんのおかずにもう一品欲しい、お酒のおつまみで手っ取り早くなにか欲しい、と言ったシーンでも冷蔵庫から取り出してパッとお皿にもりつければすぐに食べられる。こんな便利でしかもオシャレな食べ物はピクルス以外にないのではないでしょうか。
しかし、ピクルスと言えど間違った作り方をしてしまうと保存どころか細菌が発生し腐敗してしまいます。
こちらについては長くなるので「自家製ピクルスを4ヶ月日持ち保存させる5つのポイント」を参考にしてください。当店で行っている殺菌方法を公開しているので保存方法に悩んでいる方には必ず役にたつ記事だと思います。
6.ピクルス液を使った料理レシピ
ピクルスを買った時に必ず出てくる問題が「ピクルスを食べ終わった後の液の処理」です。
当店でも断トツで一番多い質問が「余ったピクルス液はどう使えばいいんですか?」という質問です。
萩野菜ピクルスの場合、そのまま新たに野菜を漬込む再利用という方法は1度くらいなら十分利用できますが、それだけでは面白みがない。ピクルス専門店としてそんな返答はしたくないのでピクルス液を使ったオリジナルの料理レシピを作成しています。
こちらには和食、洋食、中華など様々な料理に対応したレシピを公開しているので是非参考にして色々な料理に挑戦してみて下さい。
7.さいごに
いかがだったでしょうか?内容は皆様のお役に立てそうな記事になっていたでしょうか?ここに掲載した内容は本当に嘘偽りない萩野菜ピクルスの作り方レシピです。
ピクルスなんて作った事も無い素人の自分がありとあらゆるピクルスを食べて研究をし、失敗を何十回も重ねながら完成させたレシピです。
会社の命とも言えるレシピを公開する、これは会社にとって命取りになるのではないかと本当に悩んで悩んで悩みぬきましたが、出した答えは「やっぱり公開する」でした。
今の時代まず何か調べたかったらネットで検索をします。僕もピクルス作りを始めたとき検索をしました。
しかし、レシピについては色々書かれたものがあったのですが、自分が知りたいもっと細かい事が書かれたサイトはほとんど見つかりませんでした。
細菌が繁殖してしまい商品化できない、色が抜けて売り物にならない、食感が台無しになって美味しく無い、知りたい事は山ほどあるのにどこに頼ればいいのかも分からない。
最後はもう自力で解決するしか方法が残されていませんでした。
一つひとつ検証しながら試して失敗して試して失敗して試して少し成功してを繰り返して、その上で今の萩野菜ピクルスがあります。
その全ての情報をこのブログでは公開していきます。ピクルスを作ってみよう!と思った方に本当に役に立つサイトに育てていこうと思いますので、必要なときは是非思い出してまた遊びにきてください。
コメント
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2015年 10月 22日
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2015年 12月 28日
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2016年 12月 23日トラックバック:自家製ピクルスを仕込むだけの話 – ヒビラクスタジオ
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2017年 9月 05日
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2017年 9月 08日
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